第2回定演パンフより抜粋
クラブ活動
私達のクラブは、第1回演奏会よりはや一年たち、先輩達のあとを受継いでここに無事、第2回演奏会を開くことが出来ました。
風のような一年でしたが、私達はここでもう一度そのいろいろな性質の風を思い出してみようと思います。
春の定期演奏会が終わると、姫路市への演奏旅行が待っていました。
7月下旬最も暑い日で、40人が昼と夜の2回に出演しました。
会場は市の公会堂で、近くに暑さを忘れさせてくれる白鷺城が目に入ります。演奏内容は東京と同じにやりましたが、観客の反応は全然別なものであり、初めての演奏旅行の私達は、とてもやりがいがありました。
夏の合宿は8月下旬に志賀高原にて一年生主体に行いました。冬のスキー場とは別のながめがあるこの高原での朝夕の景色は、東京では味わえない解放感を持っていました。高原での寒い感じのこの時期は、四年生に大部分が就職で腰の落ち着かない毎日でした。そのため、三年生がいよいよ最上級生という立場に立ちました。
10月に学内演奏会がありました。学校の講堂で行われ、ここで一年生が初舞台として仲間入りしたのでした。観客には同級生がいたためかなりあがったようでした。合宿で練習した曲を演奏したわけです。
12月に入って全日本マンドリン連盟関東支部の演奏会がありました。私達のクラブは初出場で、早稲田大学と合同演奏しました。他のクラブを知る絶好の機会となり、30人が出ることになりました。会場は神田共立講堂で、練習期間が短かったため、最高の演奏が出来なかったことが残念でありました。
今年に入り、後期試験が終ると同時に、四年生の追出しコンパがありました。
四年生も、いろいろな方法(?)で就職が決まりOBの仲間入りを許されるわけです。記念のフラッグを送り、部員一同感謝の言葉等感謝の言葉等各種述べてみたのですが、涙を流したとか流さなかったとか。きっと想い出深く残っていることでしょう。
翌々日に総会を開き新執行部を選挙致しました。
春季合宿が新執行部のもとに、昨年同様伊豆の下賀茂で行われました。この合宿は今回の演奏会を目的としていたため相当きつい練習になりました。
いまの四年生は演奏面だけを担当し、運営面を新執行部が担当することになりました。
新学期が始まると、新入生勧誘が例によって行われました。各クラブが毎日校内に網をはって待っていました。毎年変わらぬ景色です。
新入生歓迎会が次いで行われました。昨年同等の立場にいた二年生が一年間成長振りを演奏によって紹介されました。なにしろはっきりきったこと。5月の連休が強化練習として使われました。四谷にある小学校の講堂をかりての練習です。宮田先生も参加され、部員一同、一層懸命になりました。
こうして、今日の演奏会の日まできましたが、さて昨年の第1回とどのくらい成長がみられるでしょうか。